物忘れが本格化するとき

モノを置き忘れたりしてた時はまだよかったが、自分がやったことが完全に忘れてしまっていることが何度か起きた。

 

健忘症とボケの境界はあいまいだ。

 

もともとグレーな健忘症は、「加齢によるものです」で決着することが多いようだ。当事者としてはこれから始まろうとしている感じがしているのに、「そうゆーことですので」といわれると突き放された感じがしないでもない。

 

俺はぼけているのか、年をとるとみんなこうなるのか。短期的な記憶の情報が、脳味噌のなかでひっかかっていたのに、その引っかかる部分がツルツルになってしまって、記憶すべき情報が全く残らずに脳のブラックホールというか、廃棄されてしまっているのだ。

 

どうするか。途方に暮れてもしょうがないので、いくつか策を立ててみた。

 

まず、モノの定位置を決めて、必ずそこに置くということを自分で自分に対して決めた。

もともと遵法精神が低いものだから、今のところ混乱している、というか、反発している・・・

 

次に、手帳をいつも持ち歩くことにした。

だが、これも行く先々で紛失し、いつのまにやら鞄の中が、複数のスマホと充電器、手帳で一杯になってきた。気候が秋口になって、ジャケットなどモノを入れることができるポケットが多くなってきたこともあって、手帳のたぐいが増殖し始めた。